みずたまや1階コーナーに置いてある、チタラベ。

  • 2014.08.13 Wednesday
  • 10:57
朝日がスッと差し込む東側の窓。

「みずたまや」にいらしたとき、ここにチタラベ(アイヌの、ガマのムシロ)が
掛けてあるのに気づいた方もいらっしゃるかもしれませんね。



爽やかな光をまっ先にもたらす東の窓を、
アイヌの人たちは家の中でいちばん神聖な場所としていて、
昔のチセ(家)では祭壇を置いてお祀りしていたようです。
このチタラベには、神さまにお供えするイナウが図案化され編み込まれているから
うちでは家の守り神として、小さな東の窓の横に置くことにしました。

これを編んだ日川さん、
孤児だったときアイヌのエカシ(族長)に助けられ、
和人だけれど実の子として育てられたヒトです。
だから人一倍アイヌの伝統を伝えていこうという思いが強く、
もう60歳半ばくらいだけれど、奥さんと民芸店をしながら
手間のかかるチタラベやトマ(ムシロ)や機織りなど、難しいことにも挑戦しています。
「オヤジやお袋が生きてるときに、もっと聞いとけばよかったよ」って言いながら。

これを買いに一昨年、訪れたときは、
壁に美しい紬が飾られてたな。
売り物じゃなくて、今、挑戦している昔ながらのアイヌの織物だと言ってはりましたが、
あと何年かして上達しはったら売ってくれるかもしれません。
だってガマのムシロも、初めてお会いした6年前には、
まだ慣れない手つきで重しの石を動かしながら編んではりましたから。
「今はお金ないし、よう買わんけど、日川さんがもっと上達した頃に買いにくるわ(笑)」て、
あのときも言うたけど、次に訪れる機会にはアイヌの着物、買えるかしら?

●「日川民芸店」は阿寒アイヌコタンのシアター側にあります。
イラストマップの右上端っこ。
http://www.akanainu.jp/民芸品と飲食店/
とっても気さくなオジサンやし、北海道旅行に行かれる方はどうぞ寄ってみてくださいね。
奥さんのアイヌ紋様・手刺繍小物も素敵です。>^_^<



これがイナウです。神様が好む贈り物で、柳やミズキなどを削ってつくります。
悪霊払いのときにはニオイの強い木を使ってつくるそうですよ。



チセの外と中。以前、日川さんがお父さんのエカシから受け継いだチセが、
屈斜路湖畔にあったのですが、残念ながら取り壊されてしまいました。
(イナウとチセの写真は、別冊太陽「先住民アイヌ民族」より)
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